一時期ビリー・ジョエルにハマっており、車の中でもよくかけていました。
当時よく通っていたレコード屋さん(今は閉店しました😂)の店主が、「ビリー・ジョエルが好きなら、この辺も好きなんじゃない?」と教えてくれたのが、ギルバート・オサリヴァンでした。
その時は、店に在庫があったわけではないので、YouTubeとかで色々聞いたりして・・・
そんな中でこれ何かで聞いたことあるなぁと思ったのが「Alone Again (naturally)」です。
この歌、最初に聴いた時はポールマッカートニーが歌っているのかと思いました(恥ずかしながら💦)。
このアルバムに収録されています。
Gilbert O’Sullivan (ギルバート・オサリヴァン)
Back to Front
1972年
軽快なリズムに重ーい歌詞
この曲はリズム感がなんとも“イイ”って感じるんですが、歌詞がかなり重めの内容・・・要約をすると
婚約者に捨てられ、結婚式場に取り残された男性。
とても正気じゃいられないであろう状況で、彼は自身の半生を淡々と振り返り、両親が死んだ時のことなどを思い返しながら、独りになってしまったことで自殺を覚悟する ・・・
この“婚約者に捨てられた”という内容は、映画『卒業』からヒントを得たと言われていたりしてますが、とにかく曲調と歌詞のギャップがすごくある一曲です。
でもですよ。
考えようによっては・・・
歌詞が暗い曲なんですが、誰でも一度は経験することだったりするんですよね。人前で恥をかかされることもあるし、死にたくなる時もあれば、現実の壁にぶつかるなんてことは年中行事であったりで・・・
そして親もいつかは死ぬわけで・・・
そんな自然な人生の流れをサラッと軽快に歌い上げているところが、この曲の素晴らしいところなんだとも思います。
曲目リスト
アローンアゲイン以外にも良い曲はいっぱいあります。
In My Hole/Who Was It/Out of The Questionなど、結構聴いてみると良い曲です。
おわりに
ギルバート・オサリヴァンというと、もう一つ「Clair (クレア)」って曲が有名です。この「Back to Front」本国盤は3曲目に「Clair」が入っていて、日本盤(イタリア盤なんかも同じみたいですが・・・)はその「Clair」を抜いて「Alone Again (naturally)」が入っているというトンデモ仕様なんです。(後のCDには、クレアは入っており、ボーナストラックとしてアローアゲインが入っています)
Clairは本当に良い曲です。それだけのためにレコード一枚購入する価値はあると思っています。
レコード情報
Gilbert O’Sullivan – Back To Front
リリース:1972年
レーベル:MAM (日本ではキングレコード)
規格:12インチLP アルバム
stereo 33RPM
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